「ゲノム科学と社会ユニット(GSユニット)」は、文部科学省科学研究費助成金新学術領域研究「先進ゲノム支援(先進ゲノム解析研究推進プラットフォーム)」内に、研究と社会との接点活動を行うための部署として設置されました。GSユニットは、主としてヒトゲノム研究とその応用分野において、倫理的・法的・社会的な視点から研究活動を支援するとともに、研究が人々と社会にとって有益な形で発展していくよう活動していきます。
社会の中でゲノム研究をどのように進めるのがよいかを考えるためには、さまざまな立場で関わる人たち(ステークホルダー)が意見を出し合い、継続的に対話していくことが重要です。GSユニットでは、「ヒトゲノム研究倫理を考える会」や本ウェブサイトのコラムなどを通して、注目されているさまざまなテーマに関する最新の情報提供を行うとともに、論点を整理し、議論の場を提供するなどの活動を進めていきます。また、私たちはそうした活動の中で得られた成果を、提言などの形で発信することにも取り組んでいます。本ユニットは、ゲノム研究に関する倫理的・法的・社会的課題(ELSI)や、研究成果の受け皿となる社会のあり方などについて、ステークホルダー間の対話活動をさらに充実させていくことを目指しています。